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今回はIELTSの完全解説です!
英語の勉強を始めた人やこれから始めようと思っている人は、一度はIELTSという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
IELTS(International English Language Testing System)は、英語を第二言語として話す人々のための世界的に認知されたテストです。
主に英語を母国語としない人々が、英語の能力を評価するために使用されます。
IELTSには、一般トレーニング(General Training)モジュールとアカデミック(Academic)モジュールの2つのバージョンがあります。
また、獲得したスコアごとにバンドスコアという1〜9の数字で点数がつけられます。
9が最も高い英語レベルを意味しています。
外資系の会社や海外留学などでは高いIELTSのバンドスコアが求められます。
- IELTSとは何かを知りたい人
- アカデミックモジュールと一般モジュールの違いを知りたい人
- IELTSの難易度について知りたい人
- バンドスコアについてスコアごとの難易度、勉強時間、勉強方法を知りたい人
IELTSとは何?
IELTS(International English Language Testing System)は、英語の能力を評価するための世界的に認められたテストです。
主に留学や移住、海外での就職や職業資格の取得などの目的で使用されます。
IELTSは、英語が第二言語として話される人々のコミュニケーション能力を評価するための包括的なテストであり、世界中の約140か国で受験することができます。
IELTSテストには、リーディング(Reading)、リスニング(Listening)、ライティング(Writing)、スピーキング(Speaking)の4つのセクションが含まれています。
各セクションは、異なるスキルや能力を評価し、バンドスコア(0から9までのスコア)で評価されます。
バンドスコアは、受験者の英語の能力を次のような範囲で評価します:
- バンドスコア 9-8:非常に高いレベルの英語能力
- バンドスコア 7-6:高いレベルの英語能力
- バンドスコア 5-4:中級レベルの英語能力
- バンドスコア 3-2:初級レベルの英語能力
- バンドスコア 1:ほぼ英語能力なし
- バンドスコア 0:テストに参加しなかった、または十分な回答がなかった
IELTSは、アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの2つのバージョンがあります。
アカデミックモジュールは、大学や大学院での留学や学位取得を目指す人を対象とし、ジェネラルトレーニングモジュールは、移住や職業資格の取得を目指す人を対象としています。
アカデミックモジュールと一般モジュールの違い
アカデミックモジュール
アカデミックモジュールは、大学や大学院への入学を目指す人々に向けられており、学術的なリーディングやライティングなどのスキルをテストします。
- アカデミックモジュールは、大学や大学院での留学や学位取得を目指す人を対象としています。このモジュールでは、学術的な文書や論文、講義を理解し、批評する能力がテストされます。
- リーディングセクションでは、学術的な文章や論文を読んで、主要なポイントや詳細を理解する能力が評価されます。
- ライティングセクションでは、学術的な論文やレポートを書く能力が評価されます。
- スピーキングセクションでは、学術的なトピックについて話し合い、意見を述べる能力が評価されます。
一般トレーニングモジュール
海外での移住や仕事を目指す人々に向けられており、日常的なコミュニケーションや一般的な仕事に必要なスキルをテストします。
- 一般トレーニングモジュールは、移住や職業資格の取得を目指す人を対象としています。このモジュールでは、日常生活で必要なコミュニケーションスキルがテストされます。
- リーディングセクションでは、広告や手紙、案内などの日常生活に関する文章を読んで、情報を理解する能力が評価されます。
- ライティングセクションでは、日常的なテーマに関する手紙やエッセイを書く能力が評価されます。
- スピーキングセクションでは、日常生活や個人的な経験に関する質問に答え、会話をする能力が評価されます。
- 一般トレーニングモジュールは、移住先での生活や仕事で必要な英語能力を評価するのに適しています。
アカデミックモジュールと一般トレーニングモジュールは、リーディングとライティングのセクションが一部異なるだけでなく、セクションごとの内容や問題の性質も異なります。
受験者は自分の目的や目標に合わせて、適切なモジュールを選択することが重要です。
IELTSの特徴
IELTSの難易度は、個々の受験者の英語能力や準備レベルによって異なりますが、一般的には次のような特徴があります。
- リーディングとリスニングの速度:
- IELTSのリーディングとリスニングセクションでは、英語の文章や会話が一定の速度で提示されます。
- 特にアカデミックモジュールのリーディングは、専門的な文章や複雑な構造を含むことがあり、読解力や理解力が試されます。
- ライティングとスピーキングの複雑性:
- ライティングセクションでは、論文やレポートを書く能力が求められます。
- アカデミックモジュールでは、研究をまとめたり、意見を論じたりする能力が評価されます。
- スピーキングセクションでは、自分の意見を述べたり、一定のトピックに関する議論を行ったりする能力が試されます。自然な会話を模倣することが求められます。
- 時間制限:
- IELTSは各セクションに時間制限があります。
- 受験者は時間内にすべての問題に対処しなければなりません。このため、時間管理能力も重要です。
- 試験の形式の変化:
- IELTSは、リーディングとリスニングセクションにマルチプルチョイスやマッチングのような様々な問題形式があります。これらの形式に慣れる必要があります。
総合的に言えば、IELTSは高い英語能力を要求するテストであり、適切な準備や練習が必要です。
バンドスコアとその難易度について
IELTSのスコアは、各セクションの成績を総合して算出され、0から9までのバンドスコアで表されます。
IELTSのスコアは、各セクション(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)の成績を総合して算出され、0から9までのバンドスコアで表されます。以下は一般的なバンドスコアの説明です:
- バンドスコア 9:非常に効果的なユーザーであり、ほぼ全ての状況で流暢に、正確に、自然にコミュニケーションが取れる。
- バンドスコア 8:非常に良いユーザーであり、多少のミスがあるものの、ほぼ全ての状況で流暢に、正確に、自然にコミュニケーションが取れる。
- バンドスコア 7:良いユーザーであり、一般的には流暢に、正確に、自然にコミュニケーションが取れるが、時々非常に専門的または複雑な言語が使われる場合に理解が難しいことがある。
- バンドスコア 6:効果的なユーザーであり、一般的なトピックに関しては流暢にコミュニケーションが取れるが、複雑な言語や状況では理解が難しいことがある。
- バンドスコア 5:限られた範囲の表現でのみコミュニケーションが取れる。
- バンドスコア 4:基本的なコミュニケーションが可能だが、理解が難しいことがある。
- バンドスコア 3以下:非常に限られた能力でしかコミュニケーションが取れない。
IELTSのスコアは、留学や就労の条件など、さまざまな目的で使用されます。
通常、大学への入学や移民プログラムの条件として、特定のバンドスコアが要求されることがあります。
バンドスコアごとによる勉強時間の目安
IELTSのバンドスコアに到達するために必要な勉強時間は、個々の学習者やその英語のスキルレベルによって異なります。
一般的には、次のような目安がありますが、これはあくまで個人によって変わる可能性があります。
- バンドスコア 9-8:英語において非常に高いレベルのスキルが必要であり、通常は高度な英語の知識や豊富な語彙、高度な文法の理解が必要です。このレベルに到達するためには、多くの場合、長期間の徹底的な学習が必要です。具体的な時間は、数百時間から数千時間に及ぶ可能性があります。
- バンドスコア 7-6:これらのバンドスコアに到達するためには、中程度から高いレベルの英語スキルが必要です。一般的に、数百時間の勉強や練習が必要になることがあります。多くの場合、長期的な勉強計画や定期的な練習が必要です。
- バンドスコア 5以下:これらのスコアに到達するためには、基本的な英語スキルを向上させる必要があります。時間の目安は、数十から数百時間の範囲になる可能性があります。集中的な学習や指導が必要な場合があります。
勉強時間は、学習者の既存のスキルレベル、学習の質と効率、学習環境などによって大きく異なります。
定期的な模擬テストやフィードバックを活用して、進捗状況を追跡し、効果的な学習計画を立てることが重要です。
バンドスコアごとの勉強方法
各バンドスコアに到達するためには、異なるレベルのスキルと理解が必要です。
以下に、それぞれのバンドスコアに合わせた勉強方法の一般的なアプローチを紹介します:
バンドスコア 8-9
- 豊富な語彙と高度な文法の理解が求められます。
- 広範囲の読解やリスニングを行い、高度な文章や会話に慣れるよう努めましょう。
- 高度なライティングスキルを磨くために、論理的な文章構造や効果的な表現方法を学びます。
- スピーキングでは、高度な表現や議論をする機会を増やし、自分の意見やアイディアを明確に伝える練習をします。
IELTSバンドスコア8から9を目指す人は、高度な英語スキルと理解力が必要です。
以下は、その目標を達成するための勉強方法の一般的なアプローチです:
- リーディングとリスニングのスキル向上:
- 高度な英語の文章や会話を理解するために、難易度の高いリーディング材料やリスニング素材を積極的に取り組みます。英語の新聞、学術論文、BBCニュースなどの質の高い素材を活用しましょう。
- 理解力を向上させるために、スキミングやスキャニングなどのリーディングテクニックや、メモを取る技術を練習します。
- リスニングでは、様々なアクセントやスピードで話される英語に慣れるために、ポッドキャストやオーディオブックを聞いたり、映画やドラマを視聴したりします。
- ライティングの練習:
- 高度なライティングスキルを磨くために、論文やレポートを書く練習を行います。
- 自分の意見やアイディアを論理的に展開し、サポートする証拠を提供することが重要です。
- 時間管理を意識して、タイムトライアルや模擬テストを行い、締め切りに間に合うように書く練習をします。
- フィードバックを受けるために、書いたエッセイを英語の教師やネイティブスピーカーにチェックしてもらいます。
- スピーキングの向上:
- スピーキングセクションでは、高度な表現や議論をすることが求められます。
- 自分の意見を明確に表現し、サポートするエビデンスを提供する練習をします。
- 継続的なスピーキング練習が重要です。
- ネイティブスピーカーとの会話を通じて、自然な会話スキルを向上させましょう。
- ライティングと同様に、模擬テストを行い、タイムマネジメントを向上させることが重要です。
- 総合的な復習と模擬テスト:
- 勉強の成果を確認するために、定期的に模擬テストを受けます。模擬テストを通じて、自分の弱点や改善すべき点を特定しましょう。
- リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各セクションに焦点を当てた復習を行います。バンドスコア9を目指す場合、全てのセクションで高い成績を目指す必要があります。
これらの方法を組み合わせて、IELTSバンドスコア8から9への道のりを着実に歩みましょう。継続的な努力と集中力が重要ですが、目標に向かって着実に進んでいけるはずです。
バンドスコア 7-6
- 中級から上級レベルの英語スキルが求められます。これには、語彙の増加、文法の強化、リスニングスキルの向上が含まれます。
- 適切なアカデミックな読解やライティングスキルの習得が重要です。
- 模擬テストを受けて、時間管理や問題解決能力を向上させることも効果的です。
- スピーキングでは、練習を通じて自然な会話スキルを向上させることが重要です。リアルなシチュエーションを模倣し、自信をつけるために積極的に話すことが大切です。
IELTSバンドスコア6から7を目指す人は、中級から上級レベルの英語スキルを向上させる必要があります。
以下は、その目標を達成するための勉強方法の一般的なアプローチです:
- リーディングとリスニングの強化:
- より高度な英語の文章や会話を理解するために、難易度の高いリーディング素材やリスニング素材に取り組みます。
- 英語のニュース記事、学術論文、Podcast、TED Talksなどを活用しましょう。
- 理解力を向上させるために、リーディングでは文章の構造や主要なポイントを把握する練習を行います。リスニングでは、重要な情報を聞き取る能力を向上させるために、ノートを取る練習をします。
- ライティングの向上:
- 高度なライティングスキルを磨くために、複雑な文章やアイディアを表現する練習をします。
- 自分の意見や考えを論理的に展開し、サポートする証拠を提供することが重要です。
- 文法や語彙の正確性を重視し、ミスを減らすために校正作業を行います。また、論文やレポートを書く練習を通じて、文章の流れや構造を向上させます。
- スピーキングの練習:
- スピーキングセクションでは、自然な会話や意見の交換が求められます。
- 積極的に話す練習をするために、友人や家族との会話を増やしましょう。
- トピックに関する議論や意見交換を行う練習をし、自分の意見を明確に表現できるようにします。また、フィードバックを受けるためにネイティブスピーカーとの会話を活用します。
- 文法と語彙の強化:
- バンドスコア7を目指す場合、文法と語彙の知識を強化することが重要です。
- 文法のルールや語彙の使い方を学習し、幅広いトピックに対応できるようにします。
- 文法や語彙の問題集を解いたり、練習問題を解いたりすることで、定期的な復習を行います。
これらの方法を組み合わせて、バンドスコア6から7への道のりを着実に歩みましょう。
継続的な努力と集中力が必要ですが、定期的な練習と復習を通じて、目標を達成できるはずです。
バンドスコア1−5
- 定期的な練習とフィードバックを受けることが重要です。また、個々の弱点を特定し、それに焦点を当てた学習計画を立てることも効果的です。
- IELTSバンドスコア1から5を目指す人は、基本的な英語スキルを向上させる必要があります。
以下は、その目標を達成するための勉強方法の一般的なアプローチです:
- 基本的なリーディングとリスニングの理解力の向上:
- 簡単な英語の文章や会話を理解するために、初心者向けのリーディング素材やリスニング素材に取り組みます。初級レベルの英語の教科書やオーディオブック、子供向けの番組や映画などが役立ちます。
- 文章の主要なポイントやキーワードを把握するために、リーディングではゆっくりと読む練習をします。リスニングでは、単語やフレーズを聞き取る能力を向上させるために、反復して聞く練習をします。
- 基本的なライティングの練習:
- 簡単な文章を書く練習を通じて、基本的なライティングスキルを向上させます。日記やエッセイ、短いストーリーなど、自分の意見や体験を綴ることから始めましょう。
- 文法や語彙の基礎を徹底的に学習し、正しい文章を書く練習をします。基本的な文法書や語彙のリストを参考にして、定期的な復習を行います。
- 基本的なスピーキングの練習:
- 基本的な会話スキルを向上させるために、日常会話や簡単な質問に対する答えを練習します。友人や家族との会話や、英語を話す機会を増やしましょう。
- トピックに関する簡単な質問に答える練習をすることで、スピーキングスキルを向上させます。また、ネイティブスピーカーや英語教師との会話を通じてフィードバックを受けることも重要です。
- 総合的な復習と模擬テスト:
- 勉強の成果を確認するために、定期的に模擬テストを受けます。IELTSの基本的な構造や問題形式に慣れるために、模擬テストを解いてみましょう。
- 各セクションごとに問題を解いて、自分の弱点や改善すべき点を特定します。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各スキルをバランスよく向上させるようにします。
これらの方法を組み合わせて、バンドスコア1から5への道のりを着実に歩みましょう。
継続的な努力と集中力が必要ですが、定期的な練習と復習を通じて、目標を達成できるはずです。
IELTSについて理解は深まったかな!?